CHILD ORTHODONTICこどもの矯正
こどもの成長に合わせた矯正治療
こどもの矯正の必要性
成長スピードに合わせた矯正で理想的な歯並びを
歯列矯正はもちろん大人になってからでも十分できますが、子供の時期から矯正を行うことによって、より理想的な治療を行うことが出来ることがあります。
その理由は、大人は顎骨の成長がすでに終わってしまっているので歯を動かすことがメインの矯正になってしまいますが、子供はまだ成長段階にあることから、ある程度アゴの成長をコントロールしながら、そのスピードに合わせた矯正治療を行えるためです。
始めるべき時期、その理由
子供の矯正は、アゴの骨が成長する6歳~14歳までの間に行うと効果的だと言われています。
この時期に矯正を行うことによって歯とアゴの大きさのバランス、上アゴと下アゴの大きさのバランスをある程度コントロールすることができると言われます。
歯がガタガタに並んでいる、前歯にすき間がある場合 |
8歳ごろ |
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上下のアゴの大きさにズレがある場合 |
6歳ごろ |
不正な歯並び・不正咬合で起こり得るリスク
■ 唾液の循環が下がり歯ブラシが届かないため、虫歯や歯周病のリスクがあがる
■ 咬み合わせが均一に当たらず、一ヶ所に集中すると歯の崩壊や脱落につながる可能性がある
■ 咀嚼機能の低下による消化不良・栄養不足
■ 食べ物を噛み切れない・食べにくい
■ 発音がしにくい
■ 集中力の低下
■ 見た目のコンプレックス
ぜひ子どもの時期に矯正を行いたいケース
上顎前突
上あごの前歯の先端部、あるいは上あごの歯全体が前に出ている状態をいいます。
受け口
下顎が上顎より前に出すぎた状態もしくは下の前歯が上の前歯より出ている状態のことをいいます。
すきっ歯
歯の間に隙間が空いていることです。正式名は空隙歯列や歯間離開歯)といいます。
叢生
顎のスペースが足りない、もしくは歯が大きいために、歯が重なって生えている状態です。
開咬
奥歯は噛んでいるのに前歯が噛み合わずに、常に前歯があいた状態のことを言います。
以下の場合には、小児矯正を行うことにより、特に大きな治療の効果が期待できます。
■ アゴが左右どちらかにずれている場合
■ 受け口(下アゴが上アゴより前に出ている)
■ 極度の上顎前突 (出っ歯)
■ 開咬(噛んだときに前歯が全く噛まない)
■ 歯の生えてきた位置が悪いため、後から生えてくる歯に悪影響を及ぼす可能性がある場合
治療の流れ
小児矯正の流れ
STEP:1相談~初診
STEP:2詳細な診察
STEP:3治療計画の立案・ご説明
STEP:4矯正治療スタート
STEP:5治療終了・アフターケア
床矯正
顎を拡大する取り外し式装置
現代の子どもは、実は昔よりも歯並びは悪くなってきています。それは昔の子どもよりもさらに小顔の子どもが多く、顎がその分小さくなり、歯の大きさだけは変わらないので、歯が並ぶスペースが無くなり、乱くい歯などの不正咬合があまりにも多いの実情です。
そうした顎が小さく細くなっている状態を顎の成長に合わせ、広げて歯が並ぶスペースを作っていく目的の装置が「床矯正(しょうきょうせい)」です。
顎の骨が硬くならないうちに、床矯正装置を1日に一定の時間付けていただくことで子どもの顎骨の成長に合わせて歯並びを良くしていきます。
子どもの成長とともに治すことにより、大人になってからの矯正費用と手間暇・時間を省く事が可能になります。従来の矯正歯科治療よりも予算もかけずに、成長をともないながら歯列矯正ができます。
子どものマウスピース矯正
前歯のすき間と左上の反対咬合をマウスピースにより、3ヶ月で改善したケース
「子どもの歯並びが心配、でも矯正料金は高額では?」と感じていらっしゃる方におススメするのが、子ども用の簡易型マウスピース矯正装置です。
装置の種類は下記でご紹介する「T4K」や「ムーシールド」が代表的な物です。これはブラケットワイヤー矯正で治す1完全な矯正治療でなく、実用的な7~8割の「歯ならび」「咬み合わせ」の改善を目標とする矯正治療です。
お子様の成長過程にある筋機能(お口の周り・舌の筋肉)をマウスピースの装着で鍛えることで、自然に正しい歯並び・咬み合わせへと導きます。
特長として…
■ 間違った舌位置や口呼吸のような癖を正す
■ 歯並びや顎の発達に良い影響を与え歯列を改善する
■ 矯正費用を抑えながらある程度治すことがでる
■ ほぼ治るお子さんもいます
■ 100%治す必要がある場合は上記の床矯正などに移行することも可能
■ 最初から床矯正するよりも子どもに負担をかけずに治療が可能
…という事が挙げられます。
お子様の歯並びや咬み合わせが気になるという方はお気軽に当院の矯正無料相談をご利用ください。
T4K(ティーフォーケイ)
さまざまな不正咬合に対応できる6~10歳児が対象の取り外し式のマウスピース型の矯正装置です。口腔筋機能トレーナー型の装置で、昼間の1時間、または就寝時に装着するだけなので、小さいお子様でも無理なく使用できます。
ムーシールド
受け口・反対咬合のお子様に対して適応になる、就寝時にだけ使用する取り外し式のマウスピース型の矯正装置です。3歳くらいから使用でき、1年くらいの使用で9割の受け口・反対咬合が改善するという報告があります。
リスク/歯の移動中に、歯の神経が過敏になり冷たいものや熱いものがしみたり、歯の神経がダメージを受ける場合がある。その場合、歯が変色したり痛みが出たりすることがある。(マウスピース矯正:ほっぺた、唇、舌などに口内炎や傷ができることがある。)
料 金/こどもの矯正・床矯正:¥396,000 (税抜 ¥360,000)、T4K(小児マウスピース):¥49,500 (税抜 ¥45,000)、初回検査代:¥52,800 (税抜 ¥48,000)、インビザライン初回検査代:¥52,800 (税抜 ¥48,000)、調整料(インビザ):¥3,300(税抜¥3,000)、調整料(ブラケット・マウスピース):¥4,400(税抜¥4,000)、ホワイトワイヤー:¥5,500(税抜¥5,000)